1997年のF1世界チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、今季のロバート・クビサのパフォーマンスを見た結果、チームメイトであるジョージ・ラッセルよりも明らかに遅いと語っている。
2011年にラリー参戦中のクラッシュで重傷を負ったクビサだが、7年間のブランクの後に、モータースポーツの頂点であるF1へ奇跡的な復帰を果たした。しかしF1コミュニティからも歓呼して迎えられた彼の復活劇は、ゆっくりとではあるが確実に終わりへと向かいつつあるようだ。
仮にウイリアムズのFW42が現時点で一定の水準に達していないマシンだったとしても、クビサのパフォーマンスは、まだ若くF1での経験が浅いラッセルと比べて一方的に見劣りする。
「僕はクビサの復帰を歓迎すべきことだとは思わなかった。僕にとってF1は精鋭の集まりであり、絶対的な強者が競うスポーツだ」とビルヌーブはモントリオールで語った。
「唯一重要なことは、明らかにロバートの方が、とどのつまりはルーキーである彼のチームメイトよりも遅いという事実だ。この世界では結果がすべてだ」
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