レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2019.06.15 07:30
更新日: 2019.06.15 16:18

戦闘力向上のルノーに手応えを掴むリカルド。ホンダPU勢の対抗馬に急浮上【今宮純のF1カナダGP採点】

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | 戦闘力向上のルノーに手応えを掴むリカルド。ホンダPU勢の対抗馬に急浮上【今宮純のF1カナダGP採点】

 F1ジャーナリストの今宮純氏が独自の視点でドライバーを採点。週末を通して、20人のドライバーから「ベスト・イレブン」を選出。予選やレースの結果だけにとらわれず、3日間のパドックでの振る舞い、そしてコース上での走りを重視して評価する。今回は2019年F1第7戦カナダGPだ。

————————–

☆ ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
 FP1出走=20番手

F1カナダGPのFP1に出走したニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
F1カナダGPのFP1に出走したニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)

 ウイリアムズが現在のFIA-F2シリーズのリーダーであるラティフィを彼の母国であるカナダGPのFP1に起用した。

 ラティフィは、5月に行われたバルセロナテストでは好タイム(9位)をマーク。カナダGP初日のダスティな路面コンディションで33周をそつなく走り、ジョージ・ラッセルと“0.210秒差”。

 FP2からマシンに戻ったロバート・クビサよりも小差だった。これをチームがどう評価するか。次戦フランスGPのFP1ではラッセルのマシンに乗る予定、クビサとしては意識せざるを得ない。

☆☆ ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
 予選=19番手&決勝=16位

2019年F1第7戦カナダGP ジョージ・ラッセル、ロバート・クビサ
2019年F1第7戦カナダGP ジョージ・ラッセル、ロバート・クビサ

 3回目の16位、全7戦を100%完走中。現状のウイリアムズFW42で、ハースのケビン・マグヌッセンに対し8秒先行してゴール。トップチームにラップダウンされるときは譲りすぐに自分のペースへ戻す。ミナルディ新人時代のフェルナンド・アロンソがそう、着実に学んできている。

☆☆ ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
 予選=12番手&決勝=10位

2019年F1第7戦カナダGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第7戦カナダGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 トロロッソチームで“最多58戦目”、レースメイキングに落ち着きがうかがえる。じっくり観察し、67周目にタイヤ劣化に苦しむサインツを一撃でパス。3戦連続入賞の10位で表情も柔和に……。

☆☆ カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
 予選=9番手&決勝=11位

2019年F1第7戦カナダGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)
2019年F1第7戦カナダGP カルロス・サインツJr.(マクラーレン)

 初日に計79周。数々のアップデートを試しベースセッティングを構築、FP2で4番手に。予選Q2に“7番手”相当のベストタイムをマークしたがQ3でペナルティを喫し、11番グリッドに降格。決勝では、ブレーキダクトにデブリが絡み3周目に緊急ピットストップ。

 超ロングスティントの末に無得点も、マクラーレンMCL34の進化に収穫ありだ。

■マックス・フェルスタッペンにとっては苦しい週末


関連のニュース