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F1 ニュース

投稿日: 2019.06.17 13:10

ホンダF1甘口コラム カナダGP編:“驚き”はなくなったものの、ホンダ勢の3台入賞は進化の証

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F1 | ホンダF1甘口コラム カナダGP編:“驚き”はなくなったものの、ホンダ勢の3台入賞は進化の証

 ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブル、トロロッソの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レースごとに、週末のレッドブル、トロロッソのコース内外の活躍を批評します。2019年F1第7戦カナダGPを甘口の視点でジャッジ。

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 2015年にF1に復帰してから昨年まで、ホンダ製パワーユニット(PU/エンジン)を搭載したマシンがポイントを獲得できていなかったグランプリが6つあった。オーストラリアGP、中国GP、カナダGP、フランスGP、イタリアGP、日本GPだ。

 このうち、開幕戦オーストラリアGPと第3戦中国GPは今年になって入賞したので、第7戦カナダGPでのホンダ勢のパフォーマンスが注目されたが、オーストラリアGP、中国GPと同様、今回もポイントを獲得し、開幕からの連続入賞を続けている。

 カナダGPが行われるモントリオールは、ストレートを低速コーナーでつないだパワーサーキットだが、ホンダPUを搭載する4台のうち、3台がトップ10入フィニッシュしたという点も心強い。ここまでの7戦で同じようなパワーサーキットだったバクー(第4戦アゼルバイジャンGP)では、ホンダ勢は2台しかポイントを獲得していなかったことを考えると、カナダGPでの結果は着実に前進していることをうかがわせる。

 しかも、カナダGPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが予選でQ2落ちしていたことも忘れてはならない。このQ2落ちは、もちろんフェルスタッペンの本来の実力ではなく、最後のアタック中に出された赤旗によって、タイムを更新できなかったためだった。

 予選トップ10のドライバーのうちふたりがグリッドペナルティを受けたため、フェルスタッペンのスタートは9番手となった。ここからレッドブル・ホンダがどんな追い上げを見せることができるのか注目されたが、フェルスタッペンはメルセデス勢、フェラーリ勢に次ぐ5位でフィニッシュ。

 開幕から続いていた連続4位以上フィニッシュを7戦に伸ばすことできなかったが、後方から追い上げる展開のレースでも、きちんとパフォーマンスを披露することができた。

 予選の結果だけを見ると、カナダGPでレッドブル(ガスリー5番手、フェルスタッペン11番手)はルノー(ダニエル・リカルド4番手、ニコ・ヒュルケンベルグ7番手)に肉薄されたように映っていたかもしれないが、2台のルノー勢の後ろからスタートしたフェルスタッペンは、レースでは2台のルノー勢よりも約20秒も前でフィニッシュし、事実上、相手にしなかった。


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