2019年F1第8戦フランスGP、気温26度、路面温度は54度という暑くなったグランプリ。ファステストラップはわずかな差でフェラーリのセバスチャン・ベッテルが獲得しましたが、レースはメルセデスが圧倒していましたね。今回も熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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今年の3日間はよく晴れました!
コースに出ていて、シャトルバスが来ないのでトボトボ歩きながら思ったんだけど。
僕が最初にヨーロッパに撮影に来たのが、イギリスのマン島と、このポール・リカールサーキット。
1984年のことです……すごい前。
その当時、全くF1に興味がなかった熱田青年。
オートバイのWGP(World Grand Prix:ロードレース世界選手権、現MotoGP)を撮りに来たのでした。フレディ・スペンサー選手、エディ・ローソン選手、バリー・シーン選手とかね、日本からは250ccクラスに福田照夫選手と500ccクラスに片山敬済選手。
恋い焦がれて、夢にまでみたWGPの世界が目の前にあってね、キラキラしてた、もうそりゃあ興奮しました。
その当時のサーキットには当然、シマシマ模様はないし、シケインもありませんでした。
う~~~ん、懐かし話を書き始めると止まらないので、この辺で。
メルセデス、破竹の8連勝で、ルイス・ハミルトン選手の6連勝!
まあ、完璧なレースでした。
だーれも、追いつけない感じ。
どこまで続くのでしょうか?
空力アップデート多めの今回、その効果は追いつくまでは至らず……
とはいえ、このフェラーリが速くなってもらわないと、ね。
フリー走行1回目が始まる直前、多分ファンからのメッセージを読んでいるセバスチャン・ベッテル選手。
じっくりと読んでましたよ。
ハース、苦戦しております。
今年の冬季テストや開幕戦の頃には、この状態になるとは想像もできませんでした。
チーフエンジニアの小松礼雄さんとレース後、ほんの少し話せたんですけど、
「タイヤがどうのという問題じゃないんです……」
17位完走ということの意味が重いです。