F1第5戦スペインGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。
ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
「スペインは僕らにとって完璧な週末になった。皆がこのインターバルの間に素晴らしい仕事をしたおかげで、マシンは素晴らしかった。チームの皆にお礼を言いたい。今シーズン初めて最高のスタートを決めることができた。そこからペースをコントロールすることができ、最初から最後まで不安を感じることなく走り切った。
今回勝つことができてすごく嬉しい。まだシーズンは序盤だし、ルイス(・ハミルトン)とのポイント差を縮められたのはいいことだ。この調子で攻め続けるよ。もちろんホームレースである次のモナコからね!
(フェラーリとの差が大きいことに驚いたかと聞かれ)そうだね。過去数戦よりもかなり差が大きかった。僕らが正しい方向に大きく進んだということだ。少し驚いたが、今の僕らのマシンは最高だということが証明された。今週末、僕らは開発レースを制した。今シーズンにおいてこれは重要な兆候だ」
ルイス・ハミルトン 決勝=2位
「ひどいホイールスピンでスタートの蹴り出しがうまくいかなかった。そのために(序盤は)3位を維持するためだけに戦う羽目になった。ここでは前のマシンのすぐ後ろを走っていると辛くなるし、オーバーテイクも難しくなる。1回目のピットストップの時期までセブ(ベッテル)にうまくついていったが、ツイてないことにピットストップで大きくタイムをロスした。
他とは違う戦略を採ることにして、3回ストップで走ることになった。スティントを長くとって走ってもうまくいかないことははっきりしていたし、コース上でオーバーテイクするのはほぼ不可能だったから、かなり早い段階で3回ストップで行くことが決まった。幸いそれを成功させる速さはあった
。残り15周の段階でニコ(・ロズベルグ)は僕より22秒先を走っていた。かなり大きなギャップだ。残り6周あたりまで必死にプッシュして近づこうとしたが、1周1秒ぐらいしか縮められず、それでは届かなかった。今回の週末は苦しんだが、ダメージを最小限に抑えた。
チームのためにたくさんポイントを稼ぐことができたのでよかったと思う」