2019年F1第9戦オーストリアGP週末の様子をムッシュ柴田氏がお届けします。マックス・フェルスタッペンの優勝で表彰式ではオランダ人ファンたちが熱狂。やはり母国のドライバーが活躍するとやはり嬉しいですよね。決勝日のライバルとなったフェラーリのシャルル・ルクレールは、グリッドに並んでいるときから少し重い雰囲気……。
—————————————-
いや~、とうとう勝ってしまいましたね、レッドブル・ホンダ。
表彰式の盛り上がりぶりは、イタリアGPでフェラーリが勝った時と遜色ないものでした。
オランダ人ファンは興奮のあまり、コース脇の標識をかっさらってくるし。こういうメンタリティも、ティフォシたちと似通ってるかも。
と、決勝日の悲喜こもごもはあとでお伝えするとして、僕たち日本人にはこれも大変うれしかった。
前日土曜日のFIA-F2で松下信治選手が堂々のレース1初優勝。しかも4番グリッドからコース上で3台を抜いての、堂々たる勝利でした。
ゴール直後、パルクフェルメに駆けつけてホンダの山本雅史F1マネージングディレクターの横で写真を撮っていたら、
ノブがやって来て、僕にも抱きついてくれました。
その瞬間、ノブがパリにいた頃の数年間が去来して、ちょっとジーンとしてしまいました。スーパーライセンスを勝ち取るまでには、まだ相当頑張らないといけないけど、この週末のノブは今までにない強さを見せてくれました。変なトラブルさえ出なければ、今後のレースはコンスタントに上位グリッド→表彰台のパターンを繰り返せるはずです。
そして迎えた決勝当日。梅雨空の日本と違って、オーストリアの山の中はこの日も雲ひとつない快晴でした。
うちの農家のラマ、退屈そう……。
サーキットに行くと民族衣装の美女たちがぞろぞろ歩いてたので、お、グリッドガール復活かと一瞬期待しましたが、
そんなことは全然なかったですね。