ホンダはマクラーレンに搭載するパワーユニットの今季最後のアップグレードをマレーシアGPで投入するかどうか、まだ決定していない。週末がスタートしてから判断するという。
次にパワーユニットをアップグレードすれば、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはグリッド降格ペナルティを受けることになる。そのため、ホンダF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介氏は、マレーシアの次の日本GPでの導入は避けたい考えであり、マレーシアがタイミング的にはいいと以前述べていた。
合計21戦の今年はドライバーひとりあたりパワーユニットを5基使用でき、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのいずれかが6基目以降に入った場合はグリッドペナルティが科される。しかしアロンソもバトンもすでにコンポーネントが5基目以降に到達している状態だ。
ホンダにはあと3トークンが残っており、それを内燃エンジン(ICE)の向上に使うために取り組んできたといわれている。ただしダイナモ上でICEに大きな向上が見られない場合は、他のエリアにトークンを使う可能性もある。
ホンダは、ペナルティを考慮して、1台のみにアップグレードを入れることも検討しているようだ。
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