ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、2017年のドライバーを決定するうえで、今季マシンの不調が悪影響をおよぼしていることを認めた。
ケビン・マグヌッセンはイタリアGP後に、シンガポールGPまでに(去就を)決定すると話していたが、マリーナベイでの発表はなかった。シンガポールではマグヌッセンがチームに今季2度目のポイントをもたらしたが、ドリンクボトルのトラブルによって水分補給なしでのレースを強いられ、トラブルの多さを強調する形となった。
「現在抱えるドライバーに対して、公正でなければならない。ハードウェアが最高のものではないため、彼らのペースや安定性を測るのは難しい。適切に評価されるためのチャンスはできるかぎり与えているが、我々の持つハードウエアで均一に評価することは、まったくもって困難だ」とアビテブールは言う。
マグヌッセン、ジョリオン・パーマー以外ではセルジオ・ペレスにオファーをしていたルノーだが、判断の遅れが影響し、ペレスはフォース・インディアに残留するようだ。トロロッソのカルロス・サインツJr.獲得も示唆されていたものの、レッドブルとの契約があるうえに、チームは放出も考えてはいなかったという。メルセデスのジュニアドライバーであり、マノーに加入する以前はルノーでリザーブドライバーを務めていたエステバン・オコンについては可能性が残されている。アビテブールは発表が遅れていることについて、以下のように説明する。
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