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F1 ニュース

投稿日: 2019.07.15 12:21
更新日: 2019.07.15 12:23

レッドブル・ホンダF1密着:フェラーリとの真っ向勝負となったイギリスGP。連続表彰台は逃すも総合力の高さを示す

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F1 | レッドブル・ホンダF1密着:フェラーリとの真っ向勝負となったイギリスGP。連続表彰台は逃すも総合力の高さを示す

「日曜日のレーススタートに向けて、フェラーリがQ2でソフトタイヤを選んだことは戦略的に興味深い。なぜなら、彼らが2ストップ作戦を選択してくる可能性が出てきたからだ。明日はエキサイティングなレースになりそうだ」

 F1第10戦イギリスGPの土曜日に行われた予選後、レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表はそう言って、今回の決勝レースがフェラーリとの全面対決になることを予想していた。

 一方、フェラーリも予選後にセバスチャン・ベッテルが、レッドブル・ホンダが日曜日の最大のライバルになることを予想していた。

「メルセデスが頭一つ抜き出ているけど、僕らもレースペースは悪くないと思う。厳しい戦いになるだろうけど、レッドブルとは戦えると思う」

2019年F1第10戦イギリスGP シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペンのバトル
2019年F1第10戦イギリスGP シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペンのバトル

 果たして、レースは両者の思惑通りに進んだ。序盤は3番手のシャルル・ルクレールから4番手マックス・フェルスタッペン、5番手ベッテル、6番手ピエール・ガスリーまでの4人が、約2秒以内の差の中で激しいバトルを繰り広げた。結局、4名のドライバーによる戦いはコース上では決着がつかないと判断したレッドブル・ホンダとフェラーリは、ピットストップ戦略で打開策を模索する。

 まず最初に動いたのが、レッドブル・ホンダ。6番手のガスリーを12周目にピットインさせ、ハードタイヤを装着して、コースに復帰させる。

 続く13周目に3番手のルクレールと4番手のフェルスタッペンがピットイン。このピットストップ作業で、レッドブル・ホンダはフェラーリよりも、良い仕事をした。前の周に約1秒あったふたりは、ピットストップ作業で逆転。しかし、コースインした直後にフェルスタッペンのわずかのミスをルクレールが見逃さずに、ルクレールが再びフェルスタッペンの前に出る。

 19周目にセーフティカーが導入されたタイミングでのレッドブル・ホンダとフェラーリの対応でも、レッドブル・ホンダのほうがフェラーリを上回っていた。ピットストップロスは通常のレース中よりも、セーフティカーやバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されているときのほうが小さい。そのため、このタイミングを利用して、まだピットインしていなかったドライバーはもちろん、13周目にピットストップしていたフェルスタッペンも、ピットインした。

 というのも、1回目のピットストップでフェルスタッペンはスタートと同様、ミディアムタイヤを選択していたため、もう1度ピットストップしてもう1種類のタイヤに履き替えなければならなかったからだ。

■コース上で互角の戦いを演じていたレッドブル・ホンダとフェラーリ


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