F1第10戦イギリスGP決勝日の様子をムッシュ柴田氏がお届けします。まさかのジェームズ・ボンドの俳優に会えずじまいでしたか。
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決勝当日も、シルバーストンは朝からどんより天気でした。でもイギリス人にとっては、そんなのごく普通のことで。
名物コーナーのマゴッツ・ベケッツ・チャペルの横はこんなふうに芝生席になってまして、観客は朝早くから思い思いの場所に座って、ぬるいビールを飲みながら観戦してました。すごく、いい雰囲気!
そしてパドックに入ると、ハイネケンのスタンド前は朝から人だかり。こちらはオランダのビールなので、しっかり冷えてます(ま、イギリスのパブも、最近は冷えたビールを出すようになりましたが)。
パワーサーキットのシルバーストンでは苦戦が予想されたレッドブル・ホンダでしたが、初日にピエール・ガスリーがトップタイムをたたき出すわ、予選も4、5番手につけるわと、予想外の好調です。そして決勝日も、意気揚々とコースへと出て行きました。
今週末タイアップした、007効果ですかね。
このジェームズ・ボンドタキシード風レーシングスーツは、好みの分かれるところだと思いますが……。
僕はなぜか、「まさかダニエル・クレイグが来るわけないよね」と思い込んでしまい、グリッド上でまともに探すこともせず、
代わりにホーナー代表の奥方に収まったスパイスガールズを追いかけたり、
この目力のある少年はもしかして……と思ったり。
お父さん(ファン・パブロ・モントーヤ)、ますますテディベア化してるな~などなど、
まったく無駄な動きをしてしまいました。