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F1 ニュース

投稿日: 2019.07.22 12:48
更新日: 2019.07.22 12:51

不運でポイントを逃すも、最高の仕上がりになったマシンにアルボンは前向き/トロロッソ・ホンダF1コラム イギリスGP編

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F1 | 不運でポイントを逃すも、最高の仕上がりになったマシンにアルボンは前向き/トロロッソ・ホンダF1コラム イギリスGP編

 レッドブル躍進の陰で苦戦を強いられていたトロロッソ・ホンダが、シルバーストンで復活を遂げた。ダニール・クビアトが9位入賞を果たしたのもさることながら、トロロッソの進歩は見えないところにあった。

 予選でQ3に進み9番グリッドからスタートしたアレクサンダー・アルボンは、「余裕でポイントが獲れる速さがあった」とシルバーストンでのSTR14の速さを説明した。中団グループ最上位でフィニッシュしたカルロス・サインツJr.(マクラーレン)とダニエル・リカルド(ルノー)らと争うことができたはずだったと。

「今週の僕らには簡単にポイントが獲れるだけの速さがあったと思う。1周目のターン4で行き場を失ってニコ(・ヒュルケンベルグ)に抜かれたけどすぐに抜き返して、かなり気持ち良く走れていたし、ピットインを済ませて全ては予定通りに進んでいたんだ。それなのに、セーフティカーのタイミングが不運だったのと、そこでピットインしなかった僕とランド(・ノリス)は1ポイントも獲ることができなかった。余裕でカルロス(・サインツ)やダニエル(・リカルド)と戦えたはずだったのにね」

2019年F1第10戦イギリスGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)は9位入賞
2019年F1第10戦イギリスGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)は9位入賞

 クビアトも第1スティントではアルファロメオのキミ・ライコネンをコース上でオーバーテイクし、セーフティカー導入がなければ8位フィニッシュのライコネンの前で戦うことができたはずだった。

「1周目も上手く行ったし、セーフティカーの前にコース上でキミ(・ライコネン)を抜くこともできた。セーフティカーのせいで結果的に彼の後ろでフィニッシュすることになったけど、セーフティカーがなければ彼の前にいたはずだ。今日の僕らはレースを通してペースも良かったし、チームは本当に良い仕事をしたと思う。苦しかったこの2戦から上手く挽回することができたよ」

 速さを取り戻すことができたのは、過去2戦で苦しんだマシンバランスの問題を改善することができたからだ。それによってドライバーたちは気持ち良くマシンの限界まで攻めることができるようになり、ペースが改善した。

「今週僕らはさらにもう一歩前進することができたと思う。セッションごとにマシンバランスをどんどん良くしていくことが出来た。マシンに対する理解と、自分自身がマシンに対して何を必要としているのかということに対する理解がさらに深まったんだ」(アルボン)

 それが果たせたのは、苦しんだ2連戦のデータをしっかりと分析し問題点をあぶり出したことと、イギリスGPの週末はパワーユニットのグリッド降格ペナルティがなかったことも影響している。


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