ハースF1チームは、シンガポールGPでロマン・グロージャンに起きたブレーキ・バイ・ワイヤの問題を解決するため、マレーシアGPへ向けて部品の再設計を行うとしている。
グロージャンはシンガポールGPでグリッドへ向かう途中、ブレーキ・バイ・ワイヤにトラブルが発生。レーススタートまでには解決するだけの時間がなく、スタートを断念した。チーム代表のギュンター・シュタイナーは、後の調査で非常に単純な問題があったことを突き止めたと言う。
「コネクターが外れていた。これをつなぎ直すためにはギヤボックスを降ろさなければならないが、それだけの時間がないことは明白だった。シンガポールでのレース後、日曜日の夜にギヤボックスを降ろし、つなぎ直した。問題の再発を確実に防ぐため、ヨーロッパで部品を製造してもらい、マレーシアに航空便で届く手はずになっている。マレーシアのコースにマシンを送り出すまでに、これを搭載する予定だ」
シュタイナーは、シンガポールGPでグロージャンに起きたような事態は二度と発生しないと考えており、次戦での復活を期待している。マシンのコントロールに悩まされたグロージャンは、金曜日、土曜日と立て続けにクラッシュを喫し、さらにはブレーキ・バイ・ワイヤのトラブルでレースを走ることすらできなかった。
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