4位入賞を果たした前戦イギリスGPの好調から一転、F1第11戦ドイツGP初日フリー走行でクラッシュを喫してしまったピエール・ガスリー。完全に本人のミスによるもので、クリスチャン・ホーナー代表からも「あの事故には、苛立たしさを感じた」と、ダメを出される事態に。
ところが予選ではすっかり立ち直り、マックス・フェルスタッペンと僅差のタイムを叩き出す。最終コーナーではみ出したためにベストタイムは抹消されてしまったものの、それでも自己ベストの4番グリッドを獲得。はたしてガスリーは、完全復調したのだろうか。
――初日のクラッシュから、すっかり立ち直れた?
ピエール・ガスリー(以下、ガスリー):いい1日だったよ。何よりも昨日は、メカニックたちに夜遅くまで余計な仕事をさせてしまったからね。その努力に応えるには、いい結果を出すことしかなかった。その意味でも2列目グリッドは、本当によかったよ。
――昨日の夜は、眠れなかったのでは?
ガスリー:全然、そんなことなかったよ。生まれて初めてのクラッシュじゃないし、これが最後でもないだろうし。限界まで攻めていれば、ああいうミスは起き得るからね。
――事故の後、シャシー自体を交換しました。
ガスリー:その方が、作業は楽だしね。
――新しいシャシーに違和感はなかった?
ガスリー:全然。最初からいい感じで走れたね。
――Q3の最終アタックは結果的にタイムを抹消されてしまいましたが、自分では納得の行く走りだった?
ガスリー:いいアタックだったとは思うけど、完璧じゃなかった。1回目のアタックも、ターン8でわずかにタイムロスしていた。それがなかったら、最後のタイムを抹消されていなくても、ボッタスを抜けていたと思う。
そうしたらレッドブル・ホンダは2、3番グリッドだった。でも予選を通じて順調にタイムを伸ばせて行けたことには、すごく満足しているよ。