
2015年F1カナダGPの日曜決勝で、マノー・マルシャのウィル・スティーブンスは17位、ロベルト・メリはリタイアに終わった。
■マノー・マルシャF1チーム
ウィル・スティーブンス 決勝=17位
スタートをうまく決めて、すごくいいレースをしていた。ピットストップで左フロントに問題があり、大量に時間をロスしたにもかかわらず、チームメイトの前を走っていたんだ。
1回ストップのプランに従ってすごく順調に走っていたのに、50周目に(ロマン・)グロージャンが僕をラップする際に接触した。たっぷりスペースを残していたのにそんなことになって少しびっくりしたよ。その不必要な事故のせいで、フロントウイングにダメージを負い、余計なピットストップをしなければならなかった。ウイングはきれいにふたつに折れていた。
こういう事故はあったけれど、今週末僕らはさらに強さを増したと思う。ロベルトのマシンに問題があり、チームにとって今シーズン初のリタイアになってしまったのは残念だけど、他のチームに比べればよく続いたよね。オーストリアの前に問題は解決できると思う。
ブルーフラッグの意味も、彼らを前に出さなければならないことも理解している。僕は常にフェアにふるまっていると思う。だから彼らの方も僕らを尊重し、コーナー入口では少なくともマシン幅1台分のスペースは残してくれればありがたい。そうでないと彼らのレースも台無しになるし、僕らのレースも台無しになってしまう。
あの場所で何台ものマシンを前に出してきた。あそこがラップされるのに最適な場所なんだ。でも(グロージャンと接触した時は)芝に出るほか行き場がなかった。そんな規則ではないはずだ。僕には他にどうしようもなかったし、彼がペナルティを受けたことからも、スチュワードがそれを認めてくれたことは明らかだ。
ロベルト・メリ 決勝=リタイア
僕にとってもチームにとってもすごくポジティブな週末だっただけに、チームにとって今シーズン初めてのリタイアとなってしまいがっかりしている。でも、ウィルといいバトルをしたし、今週末も前進が見られ、大きな手応えがあったから、いい面に目を向けるようにしよう。自分の進歩を実感している。次戦に向けてしっかり準備し、さらに向上できるよう努力していくよ。