メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、ドイツGPでメルセデスが大敗を喫したことを認めているが、この敗北はチームを強化するだろうと主張した。
メルセデスのホームレースとなったドイツGPは、チームの200戦目のグランプリとモータースポーツ発祥125周年を記念するものだった。ところがメルセデスにとっては破滅的な展開となってしまった。
アルファロメオがレース後にトップ10圏外に降格されたために、ルイス・ハミルトンはかろうじて9位につけたが、バルテリ・ボッタスは不安定なコンディションに足をすくわれ、バリアに衝突してレースを終えることになった。
「誰もが大きく気落ちしていると思う」とウォルフは語った。
「なぜならレースが思うように進まず、マシンを失ったり、クラッシュしたり、ベストを尽くせなかったりといったことがあったからだ。我々のマシンは両方ともポイント圏外だった。1台は圏外、1台はリタイアとね……」
「今は気落ちして当然だと思う。家に帰り、そしてまた仕事場に戻ることにしよう」
「過去にも、我々を強くするような出来事が起きた日々があった。こうした日々から分析し、これまで以上の調査を行わなければならない」
「家に帰って『なぜ我々は勝てたのか?』などと言うことはない。家に帰って考えるのは『なぜ我々は負けたのか?』ということだ」
「このことについては、これから確実に議論を行っていく。そして我々は勝利の喜びのなかで団結するように、苦しみのなかでも団結する」