8月3日現地時間午後3時、ハンガリーGPの予選が行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが自身初のポールポジションを獲得した。ホンダ製パワーユニットを搭載しているマシンとしては2006年オーストラリアGP以来13年ぶりのこととなる。
予選の気温は23度、路面温度は42度というコンディション。空には雲も少なくないものの、懸念されていた雨は朝から一度も降らず予選セッションもドライで行なわれることとなった。
Q1は各車が路面の向上を待ち、下位勢からアタックに入っていく。4分を過ぎたあたりから各車がコースインし始め、どのマシンもソフトタイヤを履いてアタックを続けて行く。ダニエル・リカルド(ルノー)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)は8分を過ぎてようやくコースへ向かった。
1回目のアタックでトップに立ったのはフェルスタッペンで1分15秒817。これにシャルル・ルクレール(フェラーリ)が0.520秒差で続き、メルセデス勢はペースが振るわず最終コーナー出口でスライドしワイドになったバルテリ・ボッタスが0.684秒差の3番手、ルイス・ハミルトンは0.746秒差の4番手でセバスチャン・ベッテルが5番手となった。
ルクレールはさらにタイムを縮めるべくアタックしたが最終コーナーでリヤが流れてタイヤバリアにヒットし、リヤウイングの翼端板を壊してしまった。その間にベッテルは0.635秒差まで縮めてきたがメルセデス勢もタイムを縮めボッタスが0.261秒差の2番手、ハミルトンが0.528秒差の4番手となった。
残り3分で3強チーム以外のマシンが2回目のアタックに向かい、ウイリアムズのジョージ・ラッセルは「これが全てだよ」と全力を引き出して1.214秒差のタイムを刻んでレーシングポイント時を上回ったが、0.053秒差の16番手で惜しくもQ2進出は逃した。
アタックに入る直前の最終コーナーでペレスと交錯してしまったリカルドも18番手でQ1敗退。17番手ペレス、19番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、20番手ロバート・クビサ(ウイリアムズ)というQ1敗退となった。