23日、今年2回目となるF1のインシーズンテストがオーストリアGP明けのレッドブルリンクで幕を開け、初日はメルセデスW06を駆るパスカル・ウェーレインが総合トップタイムをマークした。
あいにく、朝から激しい雨に見舞われた初日のレッドブルリンクは午後に入ってようやく青空がのぞいたものの、午前のセッションはフェラーリとマクラーレン・ホンダがインスタレーションラップを行ったたけで、開始30分過ぎには早くも赤旗中断になるなど、各チームは想定外のスタートを強いられることになった。
事前に不参加を表明していたマノー・マルシャをのぞく9チームは、結局午前の大半をガレージで過ごすことになり、急遽、木曜日までテストを延長するべきかどうかの話し合いがもたれたが、最終的には終了時刻を2時間延長することで合意に達した。
ランチブレイクから1時間が過ぎたところでマクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンがコースに向かいようやくセッションが本格的にスタート。幸い、コースコンディションも急速な回復を遂げ、インターミディエイトからドライタイヤへの切り替えも早くに可能となった。