普段はF1グランプリを“自宅特派員”としてレポートしているホンマさん。今回のハンガリーGPでは久しぶりに自宅を飛び出して“現地特派員”になるときが来ました。無事にチケットも購入できF1ハンガリーGP(と、ついでにスパ・フランコルシャン24時間レース)の現地レポートを、前編と後編、現地写真満載でお届けいたします。まずは前編からどうぞ。
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こんにちは、自宅特派員のホンマです。
自宅に派遣されるという、オートスポーツWebさんから謎の名称をいただいておりましたが、ついに今年も正しい日本語を使う日がやってまいりました。
行ってまいりましたよ、ハンガリーGP!
今回は現地特派員として、レポートを前編、後編で書かせていただきます。
12泊の長旅でしたので、ハンガロリンク以外も少しだけ紹介させていただきたく、暇つぶしにでも楽しんでいただけたら幸いです。
では、まずは前編!
旅の初めにたどり着いたのは、ベルギーはブリュッセル。
ちょうどご近所では、F1ドイツGPが開催されておりましたが、わたくしの目的はスパ・フランコルシャンサーキットでの24時間耐久レースでございますよ。
あのあこがれのオー・ルージュを、自分の眼で見られる日が来るなんて、長生きはするもんだ。
しかーし、はやる気持ちを押さえつつ、まずは宿へと辿り着きましたならば、人のよさげ(あくまで見た目)なホテルオーナー様からの一言。
「今日は泊まれるけれど、明日からの部屋はないよ」
姉さん、事件です。
予約完了のメールを見せるも、ないものはないの一点張り。
満室の部屋割りを笑顔で見せられて「近くのツーリストで助けてもらいなよ」ですってよ、このやろう。(失礼)
「ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろかい」の正しい使いどころは、こういう場面なんですね。(てなもんやブリュッセル)
その後、友人が奔走してくれて、なんとか野宿は回避できましたが、24時間戦う前に48時間くらい戦ってしまいました。
そんなスパのスパらしい思い出を、いくつかご紹介させていただきます。
KCMGの35号車ニッサンGT-RニスモGT3をドライブする千代勝正さん。笑顔がまぶしすぎて直視できないので、横目で見ておりました。
今回、KCMGさんにお邪魔させていただいたのですが、想像の100倍の破壊力だったスパ・ウェザーに耐えられたのはKCMGさんのおかげであります。
本当にありがとうございました。
耐久レース、楽しかったなぁ、また行きたいなぁ。
車の台数があきらかに頭おかしい。(誉め言葉)
夜中にオー・ルージュで、カップラーメンを食べる馬鹿。
観光地では、ネロがネテ、小僧さんが終始もよおして(上品な表現)おられました。
ご近所には三国(オランダ・ベルギー・ドイツ)を股にかけられるナイススポットがございましたよ!
ヨーロッパで使えるSIMを利用していたのですが、クルマで移動している最中に「オランダに入国しました、ドイツに入国しました」と次々と国が変わっておもしろかったです。
……クルマで思い出しましたが、今回の旅ではレンタカーを利用いたしましての、わたくしホンマは、ナビゲーション役でございました。
地図が読めない、右折ができない、方向音痴の3重苦の、このわたくしめが!
お察しの通り、宿からクルマで15分のサーキットまで、なぜか高速に乗って1時間以上かかってしまったり、曲がれというのが早すぎたり遅すぎたりの大冒険。
最終的にはお箸を持つ手がどちらだったかさえ、わからなくなるのよ。頭まっちろよ。
あともう数日滞在していたら、わたしは友人に、スパの地に埋められていたことでしょう。
いや本当にすまんかった。