レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2019.08.11 08:00
更新日: 2019.08.11 08:43

フェラーリF1、不振にあえぐも2020年型マシン開発にはシフトせず「2019年型でやれることはある」とチーム代表

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | フェラーリF1、不振にあえぐも2020年型マシン開発にはシフトせず「2019年型でやれることはある」とチーム代表

 フェラーリF1の2019年タイトル獲得の希望は潰えたも同然だが、チームは少なくともまだ開発の焦点を2020年型マシンに切り替えてはいないという。

 プレシーズンテストでの印象強いパフォーマンスにより、開幕戦オーストラリアGPではチャンピオン有力候補と見られていたフェラーリだが、一貫して好成績を挙げることができず、評価を下げていった。

 ハンガリーGPでのセバスチャン・ベッテルは3位でフィニッシュしたものの、トップ2台に大きく離されてしまった。フェラーリはタイトで曲がりくねったハンガロリンクにおいて、予測されていたとおりSF90の弱点に苦しみ、優勝争いに全く絡むことができなかった。

 フェラーリのSF90は低ダウンフォース仕様の設計がなされており、ストレートでのスピードでは驚くべきパフォーマンスを発揮してきたが、高いダウンフォースが要求されるコースでは性能が芳しくないことが証明されている。このことはパフォーマンスの大きなぶれとともに、チームの問題の中心となってきた。

「我々が答えを明らかにすべきなのは、ハンガリーでの(ルイス・ハミルトンからの)タイム差ではない。わずか1週間前、(ドイツで)我々のマシンは最速だったというのに、今日は最速でなかったのはなぜかということだ」とフェラーリF1チーム代表のマッティア・ビノットはハンガリーで語った。

「しばしば言及してきたように、ここではコースの特徴が大きく影響する。我々のマシンが最大のダウンフォース量に欠けていることは分かっている。ブダペストのような最大限のダウンフォースが要求されるコースでは、明らかに苦戦している」

「予選に比べてレースでは、よりいっそう苦戦することになる。なぜなら予選でのシングルラップでは、ダウンフォース不足があったとしてもそれをタイヤのグリップがカバーするからだ。だが長距離でスライドしたり、タイヤをオーバーヒートさせると、事態は間違いなく、さらに複雑なことになる」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース