マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、2020年にフルタイムでインディカーに参戦するチームのドライバーについて、モータースポーツの最高峰においてレースをするチャンスの“見込み”があると見なされるなら、F1テストに起用する可能性があると語った。
マクラーレンは2020年からインディカーへ活動の場を広げ、有力チームであるアロウ・シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(ASPM)との提携によりフル参戦する予定だ。
チームのラインアップはまだ決定していないが、現ドライバーのジェームズ・ヒンチクリフは、理論上は来年もASPMとの契約を有している。ブラウンは、先週マクラーレンがインディカーにフル参戦することを発表して以来、ドライバーコミュニティから大きな関心が寄せられていると語っている。
「発表以来、あらゆる人物から多くの電話がかかってきている」とブラウンは月曜日の記者会見で語った。
またブラウンは、誰がアロウ・マクラーレン・レーシングSPに加入するかに関わらず、少なくとも適切な候補者にとっては、インディカーのチームへの加入がF1テストへのルートになると語った。
「我々は現在ルーキードライバー(セルジオ・セッテ・カマラ)を擁しており、彼はF1でルーキーテストを受けることになっている」
「そしてもちろん、もし我々のインディカードライバーのひとりについて、F1でのチャンスがあると感じたら、彼にルーキーテストを受けさせることを検討することは確かだ」
「それがF1とインディカー参戦を組み合わせるうえでエキサイティングなことのひとつだ。それによりドライバーやエンジニアにチャンスを作り出すことになる。特に我々は予算制限を検討しているし、F1は変わり始めようとしている」
「人材の確保について違うやり方ができるようになるのだ」