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投稿日: 2019.08.20 07:35
更新日: 2019.08.19 20:57

ホンダF1山本MD前半戦総括(2)真のトップドライバーとして尊敬するフェルスタッペンとアロンソの相違点


F1 | ホンダF1山本MD前半戦総括(2)真のトップドライバーとして尊敬するフェルスタッペンとアロンソの相違点

 山本雅史マネージングディレクターの語る前半戦総括。その2では、シーズン後半戦に向けての期待、そして山本MDがF1において「本当に凄い」と思ったふたりのドライバー、マックス・フェルスタッペンとフェルナンド・アロンソについて語った。

――フランスGPが分岐点ということでしたが、その伏線としてはスペック2、スペック3とパワーユニット(PU/エンジン)を順調にアップデートさせて行ったことがあったわけですよね。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):
それは、もちろんです。開幕戦のスペック1に比べれば、馬力と信頼性のバランスも、ずっとよくなっている。性能は確実に上がっているのに、本当に壊れなくなった。

――僕らも去年はほぼ毎回、「今日は何があったんですか」と質問したものです。今年は、聞くことがない(笑)。
山本MD:その進歩は、本当に凄いですよね。

――それだけの伸び代は、山本さんにも予想外でしたか?
山本MD:いえ、田辺(豊治/F1テクニカルディレクター)もよく言っていますが、レースは(エンジンを)壊したら台無しになってしまう。チェッカーを受けることが第一です。しかし、田辺は本当に壊さないレースをしています。それは凄いことですし、一方で攻めどころもきっちり見つけたのがオーストリアでした。みんなが一段か二段、成長しました。

2019年F1第9戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝
2019年F1第9戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝

――攻めながら壊さないのは、本当に難しいですね。
山本MD:本当です。壊さずに攻める。それをエンジニアたちが、オーストリアで学んだんじゃないかな。

――今までは、そのギリギリのところが見えていなかったのでしょうか。
山本MD:ギリギリというか、コース特性をしっかり把握して、そこに合ったキャリブレーション(調整)を緻密にやっているのだと思います。微妙な勾配とかミューの変化、温度変化への対応、そういうのが全部ドンピシャでできた。そんなことは滅多にないことだし、F1の奥深さなんでしょうね。

――苦手なはずのシルバーストンであれだけ戦えると、スパ(・フランコルシャン/第13戦ベルギーGP)やモンツァ(第14戦イタリアGP)でも期待してしまいます。
山本MD:モンツァは、個人的に期待しています。でもスパは、全開率が高いですからね。まあ、やってみないとわからない。たしかにシルバーストンは、あそこまで戦えるとは思わなかった。なのでどこがいいとか悪いとか、もう言えなくなってるかもしれない。

――ホンダF1の組織改革をしてきて、それがようやく実ったという感じですか。あるいは去年後半に、すでに手応えを感じていましたか?
山本MD:今の浅木(泰昭 HRD Sakuraセンター長)・田辺体制は、本当にいいコンビネーションだと思います。

■真のトップドライバーは、「エンジンも究極の領域まで使う」


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