レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2019.08.21 08:34
更新日: 2019.08.21 11:11

2020年最新F1ストーブリーグ情報/トップ3チーム編:レッドブル、アルボンが期待外れなら外部からドライバーを起用か

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | 2020年最新F1ストーブリーグ情報/トップ3チーム編:レッドブル、アルボンが期待外れなら外部からドライバーを起用か

 レッドブル・レーシングがベルギーGPからドライバーを変更することを発表、メルセデスのチーム代表がルイス・ハミルトンの来季チームメイトをサマーブレイク中に決断するとコメントするなど、2020年に向けてF1ドライバーマーケットに関する話題が盛り上がりを見せている。

 イギリス出身のF1ジャーナリスト、クリス・メッドランドが、チームごとにストーブリーグの最新情報をまとめた。中団7チームについての前編に続き、今回の後編ではトップ3チームの状況を伝える。

──────────────────────────────

■メルセデス:“完璧”なボッタスを外すのはリスクが高い

 ルイス・ハミルトンは2020年シーズンの契約を結んでいる。F1に見切りをつけて引退するのでもない限り、来年メルセデスでレースをすることは間違いなく、勝ち続けている今、引退するとは考えにくい。

 注目されるのは、ハミルトンのチームメイトが誰になるかだ。バルテリ・ボッタスは2019年シーズン末で現契約が切れる。シーズン序盤は非常に好調だったものの、この数週間、調子が落ちつつある。チーム代表のトト・ウォルフは、サマーブレイクの間に、ボッタスとリザーブドライバーのエステバン・オコンのどちらを選ぶかを決断すると発言した。

 今年何度かラリーカーをドライブして、憶測を呼んでいるボッタスだが、私は来年も彼はメルセデスで走ると予想する。

 ボッタスはチームが望むものを提供できるドライバーだ。優勝する力があり、大量のポイントを稼いで、コンストラクターズタイトル獲得を助けている。なおかつ、ドライバーズ選手権においては、ハミルトンを悩ませることもない。メルセデスはこれほど完璧な状況をあえて変える必要があるだろうか?

2019年F1第10戦イギリスGP日曜 メルセデスのバルテリ・ボッタスが優勝したルイス・ハミルトンを祝福
2019年F1第10戦イギリスGP日曜 メルセデスのバルテリ・ボッタスが優勝したルイス・ハミルトンを祝福

■フェラーリ:ベッテルの早期引退の可能性はゼロではない

 本来ならシンプルな結論になるべきところだが、セバスチャン・ベッテルは今の環境に満足していないという印象がどんどん強くなってきている。チームを愛し、ミハエル・シューマッハーのような成功を収めることを願い、フェラーリで勝ちたいという気持ちは持っている。だが、彼は今のF1に完全に満足しているとはいえず、それを示唆する発言を何度か行っている。

 ベッテルは2020年の契約を結んでいるため、普通に考えれば来年もフェラーリで走るはずだ。しかし、もしかするとそうはならないかもしれないという、小さな疑いが芽生えている。レッドブルに戻るというシナリオはほぼない。レースを続けるなら、フェラーリに残るだろう。レースを続ける限りは。

 シャルル・ルクレールの方は、確実に来年もフェラーリで走る。現時点でベッテルと互角の力を発揮し、なおかつ成長過程にあるドライバーだ。チームにとってルクレールは、長期的な選択肢として考えるべき存在だろう。

2019年F1第12戦ハンガリーGP土曜 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2019年F1第12戦ハンガリーGP土曜 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)


関連のニュース

F1 関連ドライバー

F1 関連チーム