マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、2019年シーズン前半の彼の強力なパフォーマンスについて、部分的にはシーズンスタートを台無しにしたトラブルへの慎重な対処のおかげだと語っている。
オーストラリアGPとバーレーンGPはメカニカルトラブルによりリタイアし、中国GPでもポイント獲得は叶わなかったが、「平静を保って進んでいく」ことは当初からサインツJr.のモットーだった。
しかしアゼルバイジャンGP以降のサインツJr.は、11位だったカナダGPを除き、日曜決勝においてトップ10よりも下位でフィニッシュすることはなかった。
サインツJr.は一貫性のある走りによって、現在コンストラクターズランキングでマクラーレンが保持している82ポイントのうち58ポイントを獲得してきた。これによりマクラーレンは“トップ3チーム以外のトップ”である4位の座を確かなものにしている。
「最初の2戦の始まりが酷かったことと、最初の2、3戦でどれだけ自分が不運だったかを考えると、現在の自分の位置はとてもポジティブなものだ」とサインツJr.は語った。
「重要だったのは、最初の数戦で過剰反応しないことだった。ただやっていることを続ける。そうして運が好転して、結果がついてくるようになった。バクー以降は、とても強力なシーズンになっているよ」
「マクラーレンに慣れるのには、ルノーのときよりも時間がかからなかった」
「僕たちは今もマシンについて学んでいるし、僕自身も学んでいるところだ。シルバーストンでの走行でも見られたけれど、ときに驚くことがある」