ミック・シューマッハーは、自身のF1昇格がいつになるかは、そのときになってみないと分からないが、デビューに向けての準備は怠っていないと語った。
フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のメンバーであるシューマッハーはFIA-F2第8戦ハンガリーに出走し、リバースグリッドとなったレース2ではライバルの松下信治からのプレッシャーにも屈せず、同シリーズでの初勝利をポール・トゥ・ウィンの完勝で達成した。
現在20歳のシューマッハーの経歴に待ち望んだ勝利が加わったが、彼の有名な父で7度の世界チャンピオンであるミハエル・シューマッハーと同じF1への道程をたどるためには、さらなる成果が求められる。
シューマッハーは、今後予想されるF1昇格に関して「ときが経てば分かることだ」と語り、さらに以下のように続けた。
「もちろんF2での初勝利は素晴らしいことだ。ただ僕自身は、まだたくさんの練習を積む必要があると思っている。F1に行けるのが来年になるのか、2年後なのか、3年後なのか、僕には何とも言えない」
「そのときが来れば分かる。できるかぎり多くのことを学べるように最善を尽くすつもりだ。そうすれば、いつ昇格しても自信を持って戦う準備ができるだろうからね」
昇格に向けて最初の足掛かりを得たシューマッハーは、ハンガリーでの勝利で得た大きな自信を武器にして、F2での残り4ラウンドに臨む。
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