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F1 ニュース

投稿日: 2019.08.26 07:54
更新日: 2019.08.26 07:56

レッドブル・ホンダF1後半戦予想:シーズン3勝以上は確実。鈴鹿では新パワーユニットでメルセデスに挑戦へ

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F1 | レッドブル・ホンダF1後半戦予想:シーズン3勝以上は確実。鈴鹿では新パワーユニットでメルセデスに挑戦へ

 レッドブル・ホンダは提携初シーズンの前半戦ですでに2勝を挙げた。サマーブレイク後の残り9戦ではどこで最大のチャンスが訪れるのか、F1ジャーナリストのルイス・バスコンセロスが予想した。

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 レッドブル・ホンダは今後、ほとんどのサーキットで優勝争いに加わっていくものと考えられる。直接対決でメルセデスに勝ち、フェラーリにプレッシャーを与える力を持っているからだ。マックス・フェルスタッペンは2019年シーズン前半戦で2勝を挙げたが、スクーデリアは今年まだ1勝もしていない。

 フェラーリは本当ならすでに勝っていたはずだった。バーレーンとアゼルバイジャンではシャルル・ルクレールが勝てたというのに、サキールではパワーユニットのトラブルが起き、バクーでは予選でのドライバーのミスと重大な戦略上のミスが重なった。セバスチャン・ベッテルはモントリオールでトップでフィニッシュしたが、物議を醸したタイムペナルティによってルイス・ハミルトンの後ろに降格された。オーストリアではルクレールがレースの大半をリードしながら、終盤、フェルスタッペンに首位を譲り渡した。

 つまり、ミスなく確実に戦っていれば、フェラーリは12戦のうち4戦を制していたかもしれないのに、実際にはそのチャンスを一度もものにできなかったわけだ。

 一方、レッドブル・ホンダは12戦のうち3回、優勝するチャンスが訪れ、そのうち2回、チャンスをつかみ取った。ホッケンハイムでの勝利は、フェルスタッペンの素晴らしい走りとレッドブルの完璧な戦略によって実現した。この日、ハミルトンは他の11戦でのミスの数を上回るほど多くのミスを犯した。しかも、チームがバリテリ・ボッタスのタイヤ交換の準備をしていた時に、ハミルトンはウォールにヒットして突然ピットインし、ボッタスのレースをもめちゃくちゃにした。

2019年F1第11戦ドイツGP 表彰台
表彰台に上がったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)

 ドイツではハミルトンのミスに助けられた部分があったが、オーストリアでの勝利に関しては、助けになる外的要因があったわけではない。決勝において、フェルスタッペンのマシンが純粋に速さを発揮したのだ。もちろん、メルセデスが気温の高さに苦しんだことがレッドブル・ホンダに有利に働いたのは間違いないが、それもゲームの一部だ。他とは異なる戦略によってフリーエアのなかで長時間走ったことで、タイヤを最後まで持たせることができたことも奏功した。オーストリアのレースデーではレッドブル・ホンダのマシンが最も速く、メルセデスとフェラーリより優れたパフォーマンスを発揮した。だからこそ彼らは勝利を引き寄せることができたのだ。

■シンガポールはメルセデスとレッドブル・ホンダの一騎打ちに?


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