元F1ドライバーでタイトル獲得経験も持つアラン・ジョーンズは、F1に「幻滅した」と話しており、将来的にはFIAでのドライバーズスチュワードの役から降りる可能性もあるとしている。
今シーズンはF1のスチュワードによる調査やレビューの不足が見受けられており、これまでの一連の決定が注目を集め、パドックやグランドスタンドにおいて議論の的となっている。
カナダGPでルイス・ハミルトンの走行を妨害したとしてセバスチャン・ベッテルにペナルティを課したFIAスチュワードのエマニュエル・ピロと彼の同僚は、F1ファンからの批判を浴びた。
今シーズンの判断を受けて、ジョーンズは現在ときおり務めているスチュワードとしての職務を、今後も続けるかどうかで頭を悩ませているという。
「結局のところ、言ってみれば私は現在のF1に少々幻滅している。真剣に、スチュワード職を辞そうかと考えるほどだ」と、1980年のF1王者である彼はSpeedcafe.comに語っている。
「彼らの進んでいる方向性や、やり方の多くに対して、まったくもって賛成できない。そして彼らに雇われている状態では、そうしたことを捨て置くことも、批判することもできないのだ」
「つまり私がFIAスチュワードであるならば、背を向けることはできないのだ」
ジョーンズは、スチュワードのリアクションがあまりにもルールに沿いすぎているとしており、彼らはもっと自身による判断を下すべきだという。
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