2015年F1第9戦イギリスGPは4日、3回目となるフリー走行が行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
午後に予選を控える土曜朝のシルバーストンは時折吹く強い風と曇り空が覆ったものの天候は終始ドライで、午前10時(現地時間)のセッション開始時の気温は20度、路面温度は26度を記録するまずまずのコンディションとなった。
60分のFP3では、初日に比べて大幅にコースオフするマシンこそ見られなかったが、旧1コーナーのコプスでは前日同様オーバーシュートするマシンが相次いでおり、今週末のコプスではトラック制限の厳密化が事前に通達されている。
このFP3でトップにつけたのは、前日2番手に甘んじたハミルトンだった。最も遅いスタートだったメルセデス2台は、セッション折り返し前にようやくアタックラップに入ると、そこからはハミルトンとニコ・ロズベルグが交互にトップタイムを塗り替えていき、まずは1分33秒333を記録したハミルトンがハードタイヤの前半をリードした。
ハミルトンは終盤のミディアムタイヤでも1分32秒917までタイムを刻み、トップのポジションをキープする。その一方でライバルのロズベルグには、ギヤボックスにオイル漏れが見つかってしまい、予選シミュレーションの時間を大幅に失うこととなった。
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