F1第13戦ベルギーGP決勝でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがスタートから第1コーナーへ向かう際、荒々しく攻撃的な動きをしたことについて、2016年のF1世界チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、彼が“以前の自分”を引き出したように見えたと語っている。
フェルスタッペンはスタートの蹴り出しがうまくいかず、何台かに抜かれてしまった。その遅れを取り戻すためにラ・スルスに入る際のイン側のラインで、過度に激しいブレーキング戦略をとったのだ。
結果的にフェルスタッペンは、アルファロメオのキミ・ライコネンに接触して彼のマシンの2輪を宙に浮かせ、自身はステアリングロッドを損傷してしまった。そしてフェルスタッペンはオー・ルージュで曲がりきれずにクラッシュしレースを終えることになった。
「フェルスタッペンは昔の彼に少し戻ったようだ」とロズベルグは自身のYoutubeチャンネルで語った。
「あまりにも攻撃的すぎる。マシンが壊れた状態でいったいどうするのか、僕には理解できないよ。彼は度胸があるが、それはあまり意味はなかったと思う」
しかしロズベルグは、フェラーリのシャルル・ルクレールがF1初優勝を飾ったことについては絶賛し、ルクレールの勝利は、彼の精神を次のレベルに引き上げるだろうと語った。
「素晴らしい走行だ!ルクレールは今年見事な走りをしている」
「このことは彼にとって精神的にとても重要な突破口になるだろう。初めての優勝は、ドライバーに大きな自信を与えてくれる。だから彼は次のステップに進んでいくと思うよ」
「彼は好調で、マシンから良い感触を得ている」