F1第14戦イタリアGP決勝レースのレッドブル・ホンダは、スタートから荒れた。スペック4を投入し、今シーズン4基目のパワーユニット(PU/エンジン)を使用したマックス・フェルスタッペンは、19番手からスタート。ところが、スタート直後の1コーナーでのブレーキングで「全員が一気に減速したため、セルジオ(・ペレス)のリヤタイヤと接触。フロントウイングにダメージを負ったフェルスタッペンは、1周目にピットインを余儀なくされた。
このピットインで最後方まで落ちたフェルスタッペンだが、前車との間隔が空いた状態では「かなりのペースで走ることができた」と田辺豊治F1テクニカルディレクターが振り返ったように、フェルスタッペンは前との差を着実に詰め、さらにオーバーテイクを披露した。
ところが、ここで再び、パワーロスという症状に悩まされる。
「フェルスタッペンに出たパワーロスは、土曜日の予選で出たトラブルと同一事象でしたが、今回は非常に短い時間だったため、すぐに回復しました。これはFIAが管理している部分なので、それを逃げることは違法になります。ただ、今後に向けて、なんらかの対応は考えていかなければならないです」(田辺TD)
アレクサンダー・アルボンは積極的なバトルが裏目に
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