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F1 ニュース

投稿日: 2019.09.20 07:30
更新日: 2019.09.18 17:56

【あなたは何しに?】開幕戦のレッドブル・ホンダF1表彰台を機内アナウンスで祝福したJALの名物機長

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F1 | 【あなたは何しに?】開幕戦のレッドブル・ホンダF1表彰台を機内アナウンスで祝福したJALの名物機長

 F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。今回は開幕戦オーストラリアでホンダ表彰台を機内アナウンスで祝福していたJALの機長がプライベートでイタリアGPに訪れていたので話を聞いた。

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 レッドブル・ホンダのチームシャツを着てパドックに立つこの日本人は、ホンダの関係者でもなければ、レッドブルのチームスタッフでもない。簡単に言えば、一般のF1ファンのひとりだ。

 しかし、ただのファンではない。この方の名前は山田太理さんで、職業はJAL(日本航空)の機長。そう聞いて、うなずけた読者はかなりのF1通だ。そう山田機長は、今年の開幕戦後にメルボルンから成田へ向かうJL774便の機長を務め、機内アナウンスでホンダの表彰台獲得を祝福するメッセージを贈った、あの名物機長さんなのである。

JALの機長、山田太理さん
JALの機長、山田太理さん

 その山田機長が、どうしてイタリアGPに来ているのか。

「じつは私は学生時代からのF1ファンなんです。大学受験のときだから、1986年だったと思います。まだ日本ではフジテレビさんの中継が始まる前で、カーグラTVでダイジェストを見たり、雑誌のオートスポーツを買って記事を読んでいました。当時ホンダさんはウイリアムズと組んでいて、ピケやマンセルを応援していました」ほどの、筋金入りのF1ファンだったのである。

 1992年にJALに入社した山田さんは操縦士になるためのトレーニングを積むためにアメリカ・カリフォルニアへ。厳しい訓練の日々とF1がポピュラーでない土地柄ということもあり、しばらくF1から遠ざかることとなった。

 しかし、F1への愛が消えることはなく、帰国後に再びF1をフォロー。同じ年のミハエル・シューマッハーを応援しつつ、自らもJALの機長として、世界へ羽ばたいて行った。


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