ロバート・クビサの素晴らしいF1復帰は、2019年シーズンをもって終わりとなりそうだ。
2011年の2月にラリーで大クラッシュを喫して重傷を負ったクビサは、2019年シーズンをもってチームを離れることを決断した。その代わりに、クビサはドイツのDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦することがほぼ決まっているという。すでに、あるチームから確たるオファーを得ているようだ。
クビサは2017年にウイリアムズで何度かテストを行い、2018年にはリザーブ兼開発ドライバーに就任。そして2019年に8年ぶりのF1復帰を果たした。しかしながら、クビサとチームメイトのジョージ・ラッセルは、極めて競争力の低いマシンで苦戦している。2019年のベストリザルトは、ドイツGPでのクビサの10位入賞だが、大抵の場合はクビサもラッセルもで最下位付近でレースをフィニッシュしている。
クビサは、F1を続けたかったのだろうか?
「(怪我から)回復してモータースポーツに戻り、F1に復帰するには多くのエネルギーと長い時間がかかった」とクビサは語った。
「僕は残りたい。今年、目標はF1に残ることだと僕は言った。もちろん僕の答えはイエスだけれど、あらゆる犠牲を払ってでもということはない」
「まず第一に、何が僕をレースの喜びに戻らせるのかということにつきると思う。もちろん今シーズンはパフォーマンスの観点からは非常に厳しいものになっているし、また長いブランクの後でF1に戻るには多大な努力が必要だった」
「簡単なことではないんだ。特に今、僕たちが置かれているような難しい状況ではね。それでも僕はチームがチャンスを与えてくれたことを感謝しないではいられないし、将来がどうなるか様子を見ていくことになるだろう」