レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1ロシアGPの舞台ソチ・オートドロームはレッドブル・レーシングとの相性があまりよくないと考えているものの、パッケージのパフォーマンス向上を確認できることを期待している。
前戦シンガポールでフェルスタッペンは3位を獲得、ハンガリー以来の表彰台に立った。しかし優勝を目指していたフェルスタッペンにとっては期待外れの結果であり、予想外のパフォーマンス不足を深刻に受け止めていた。
ソチ・オートドロームでレッドブル・レーシングはこれまで表彰台を獲得した経験がなく、2014年にこのグランプリがカレンダーに加わって以来、ここでのベストリザルトは5位にとどまっている。しかしフェルスタッペンは、ソチを走るのを楽しみにしており、2週連続開催の限られた時間のなかで、前戦に抱えた問題の解決にもあたりたいと語っている。
「シンガポールでは表彰台に上れてうれしかった。チームは決勝で戦略的な判断をうまく下してくれた」とフェルスタッペン。
「ロシアが楽しみだよ。あそこのコースはオーバーテイクの機会が比較的多いからね。ただあのレイアウトは僕らとの相性がいいとはいえない。大部分のコーナーが90度コーナーという、他とは違う経験ができる独特のコースだ。高速ストレートから低速コーナーに飛び込み、ブレーキング下でマシンの力を最大に発揮しなければならず、それが大きなチャレンジになる」
「全開で走る部分が多く、難しいコーナーも多いけれど、コーナーでマシンがうまく機能しているかどうかはすぐに判断できるだろう」
「シンガポールではフェラーリが速かった。ソチのストレートで彼らは力を発揮するだろう。でも、シンガポールでの自分たちのパフォーマンスについて僕にはいくつか考えがあるから、それを分析し、ロシアで向上が見られることを期待している」