昨年同様、F1第15戦シンガポールGPと2週連続での開催となった第16戦ロシアGP。木曜日のFIA会見は、現在ただひとりのロシア人F1であるダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)をセンターに、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、そしてランス・ストロール(レーシングポイント)4人を加えた合計5人でスタートした。
まず地元グランプリとなったクビアト。
「ロシアGPへの準備といっても、2週連続開催だから、そんなにできることはない。シンガポールから帰国して、モスクワで1日のんびり過ごして、水曜日(25日)にソチにやってきた。夕方、ちょっとしたイベントに参加した。さすがにグランプリを前日に控えた今日(木曜日)はいつもより、ちょっとばかり忙しい時間を過ごしている。でも、地元グランプリだから、それはうれしい忙しさだね」
そんなクビアトに地元ロシアのメディアから、「プーチン大統領がロシアGPをソチからサンクトペテルブルクに移すという計画を立てているようだが、それについて、どう思うか?」という質問が。
「ロシアGPが続くのであれば、どこでやるにしても僕は歓迎したい。サンクトペテルブルクなら、モスクワからも近いから、もっと大勢のロシア人ファンが訪れることだろうね。ロシア人にとってだけでなく、ヨーロッパ各国のF1ファンにとっても、ソチよりも大都市のサンクトペテルブルクなら、直行便があるだろうから、アクセスしやすくなるよね。例えば、フィンランドとか……」
そこで司会者が、隣に座っていたフィンランド人のボッタスにその件について尋ねた。
「そうだね、サンクトペテルブルクなら、より多くのフィンランド人がやってくるだろう。でも、フィンランドでF1グランプリをやれば、もっと多くのフィンランド人がサーキットに集まるよ!!」
そして、ライコネンも「僕たちがレースが行われる場所に行くだけ。でも、サンクトペテルブルクのほうがフィンランドから行きやすいのは確かだよ」