ニコ・ヒュルケンベルグは2019年末でルノーから放出されることになり、2020年のハースのシートを獲得することもできなかった。第16戦ロシアGPがスタートする時点で、来シーズンどこでレースをするかまだ決まっておらず、検討しているところだとヒュルケンベルグは語った。
ヒュルケンベルグにとって、2020年に向けて理想的な状況とはいかなるものなのだろうか?
「理想的なのは今すべてが決まって、前進することだよ!」とヒュルケンベルグはソチのパドックで記者団に語った。
「まだ決まっていない。あと数週間かかると思う。正直なところ、それ以上の時間がかかるとは思わないが、早ければ早いほどいいのは確かだ。明確になることが誰にとってもいいことだと思うけれど、今のところは何も決まっていない」
ヒュルケンベルグがフォーミュラEチームのマヒンドラと契約したという噂があるが、彼自身はそれを否定した。
「そんなことはない」とヒュルケンベルグ。「それは事実ではない。僕は何の契約も結んでいないよ。正直なところ、彼らと話をしたことすらないから、どこからそんな話が出てきたのか分からないな」
自身の将来について、ヒュルケンベルグは次のように語った。「今の時点でははっきりしていないし、決まってもいない」
ヒュルケンベルグはフォーミュラEの誰かと話はしたのだろうか?
「個人的には話をしていない」とヒュルケンベルグは答えた。「彼らが来て話をしたがっていたということは、共通の友人やスタッフから聞いた。でもまだ話は進めていない」
この時、ディーターという名の記者が、フォーミュラEについてさらにヒュルケンベルグに質問した。
「君は僕にフォーミュラEに行ってほしいのかい?」と苛立った様子のヒュルケンベルグは言った。「ディーター、僕自身ですらまだ分かっていないという事実を受け入れてくれ!」
ヒュルケンベルグには他の選択肢はあるのだろうか?
「もちろんあるよ!」とヒュルケンベルグ。「そのことについて僕が話せないことは分かっていると思うが、でも君たちは頭が良いから自分で探り出せるだろう」