9月28日現地時間午後2時10分、ロシアGP決勝が行なわれ、メルセデスのルイス・ハミルトンが逆転勝利を飾った。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4位、アレクサンダー・アルボンはピットレーンからスタートして5位入賞を果たしている。
決勝日は朝から晴天に恵まれ気温21度、路面温度は34度というコンディション。
パワーユニット(PU/エンジン)投入でグリッド降格ペナルティを科されたフェルスタッペンは9番、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)は16番。予選でクラッシュし19番手に終わったアルボンは予選とは異なるスペックのパーツに交換したためピットレーンスタート。予選不出走のダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)はスチュワードの許可で最後尾グリッドスタートとなり、同様のペナルティを受けていたロバート・クビサ(ウイリアムズ)は18番グリッドからのスタートとなった。
上位ではメルセデスAMG勢だけがミディアムタイヤ、非Q3進出組では14番グリッドのランス・ストロール(レーシングポイント)以下の全車がミディアムでクビアトだけがハードタイヤでリバースストラテジーを選んだ。
スタートで最高の発進加速を見せたのはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)で、すぐさまハミルトンを抜いて2番手に上がると最初のブレーキイングであるターン2に向けてシャルル・ルクレール(フェラーリ)のインに並びかけ、ターン2でそのままホールショットを奪いトップに立った。
後方は2番手ルクレール、3番手ハミルトン、4番手にカルロス・サインツJr.(マクラーレン)、5番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、6番手ランド・ノリス(マクラーレン)、7番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、8番手フェルスタッペンという順になった。
ハミルトンはストレート区間で一旦はサインツに先行されるが、インを守ってターン2で3番手を取り戻した。ターン4でアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がダニエル・リカルド(ルノー)とロマン・グロージャン(ハース)に挟まれ、グロージャンはマシンが弾き飛ばされてバリアにクラッシュし、0周リタイアとなった。
リカルドも左リヤがパンクしてスロー走行でピットインしハードタイヤに交換。ジョビナッツィは2周目にピットインしてソフトタイヤに履き替えた。これでガスリーは12番手、クビアトは13番手、アルボンは16番手に浮上している。シグナルが消える前に発進してしまったキミ・ライコネン(アルファロメオ)にはピットスルーペナルティが科された。