2019年F1ロシアGP決勝で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは12位でフィニッシュ、母国グランプリでの入賞を果たせなかった。
クビアトは土曜にパワーユニット(PU/エンジン)のトラブルが発生したため予選に出場できず、後方グリッドからの出走が義務付けられ、19番グリッドからスタートした。
20人中、唯一ハードタイヤでスタートしたクビアトは、27周目、セーフティカー出動時にピットイン、ソフトタイヤを装着。しかしチームによると、コースに復帰した直後にタイヤの内圧に問題があることが分かったという。そのためクビアトは29周目に再度タイヤ交換を行い、残りの周回をソフトタイヤで走り切った。幸い2回目のピットストップもセーフティカー出動中に行うことができ、大きくポジションを落とすことはなかったとチームは述べている。
終盤、クビアトはルノーのニコ・ヒュルケンベルグとレーシングポイントのランス・ストロールのすぐ後ろを走行したが、チーム代表フランツ・トストによると「ポイントを獲得するために彼らをオーバーテイクできるだけの速さはなかった」ということだ。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ダニール・クビアト 決勝=12位
今日は高い競争力を発揮して、いいレースをしたと思う。グリッド後方からスタートしてポイント圏内まであと一歩のところまで行けた。チームの努力の賜物だ。
スタートをうまく決めて、何度かバトルを楽しみ、ファイナルラップまで全力で戦い続けた。だから自分のレースに満足している。
今週末はいくつか問題に見舞われてきた。それを考えればいい日曜日になったんじゃないかな。ただ、(ポイントという)ご褒美を持ち帰れなかったことは残念だ。チームはそれに値する仕事をしたというのにね。