フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、F1第17戦日本GPの前にバルセロナで開催される、2020年に向けたピレリのタイヤ開発プログラムの最終テストに参加する予定だ。
一部の中団チームは、テストに参加するトップ3チームのフェラーリ、メルセデス、レッドブル・ホンダが、2020年仕様のタイヤに関して有利になるかもしれないことを懸念して、テストに反対していた。しかしつい最近になって、ピレリのスケジュールにテストが追加されることとなった。
一方FIAは、バルセロナにおいて10月7日(月)と8日(火)の2日間でテストを開催することを推し進めていた。
フェラーリからはベッテルがテストに参加する予定だが、メルセデスとレッドブル・ホンダからはそれぞれの開発ドライバーであるエステバン・オコンとジェイク・デニスが参加する。
フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローレン・メキースは、「我々はピレリに対して、何度も様々な要求をしてきた。だから彼らが最新の開発品のテストを要請してきたら、それに応じるのが我々の義務だ」と語った。
「ロジスティクスの面では複雑だ。セバスチャンがテストで走行するが、テストを終えて彼は日本へ飛ぶことになるだろう」
またレッドブル・ホンダのチーフエンジニアであるポール・モナハンは、重要な日本GPを目前にしているものの、チームがテストに参加することはやむを得ないと認めている。
「鈴鹿に向かい、ホンダとともにできる限りベストな態勢を取りたいが、バルセロナにも行かなければならない」とモナハンは語った。
「我々はテストに参加して、マシンを走らせる。デニスが走行する予定だ。彼が走ることになるだろう」
「彼には(レッドブルの)マシンでの十分な走行経験があるから問題はない。彼は我々のために良い仕事をしてくれるだろう。我々はタイヤテストに参加するよ」