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F1 ニュース

投稿日: 2016.10.04 07:04
更新日: 2016.10.04 07:49

「ハミルトンに対するメルセデス陰謀説」をラウダが一蹴

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F1 | 「ハミルトンに対するメルセデス陰謀説」をラウダが一蹴

 メルセデスの非常勤会長ニキ・ラウダは、ルイス・ハミルトンのF1チャンピオンシップ制覇の希望をメルセデスが妨害しているという説はばかげているとして、強く否定した。

 今季しばしばパワーユニットのトラブルに見舞われてきたハミルトンに、マレーシアGPでも再び問題が発生した。決勝をリードしている際にエンジンがブロー、リタイアしなければならなかったのだ。

 決勝後、ハミルトンは、他のメルセデスPU搭載車7台と比べて自分に問題が起きることが多いことについて「何かがおかしい」と発言した。

 しかし、ラウダは、こういったコメントは深読みされ、誤って解釈されたと考えている。

「私はルイスのことをとても良く知っているが、彼はチームを非難することはしない」とラウダはセパンのパドックで記者団に語った。

「この解釈には同意しかねる。君たちは何が考えているのだ。我々が突然ルイスへの妨害工作をしたとでもいうのか?」
「どうしてそんなことをしなければならない? これは全くばかげたことだ」

「我々はどちらの車にも同じように取り組んでいる。これらの質問すべてが話にならない」

2016年第16戦マレーシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)、エンジントラブルでリタイア
2016年第16戦マレーシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)、エンジントラブルでリタイア

 ハミルトンは「何か、または誰かが僕の今季タイトル獲得を望んでいない気がする」とまで述べたが、ラウダはその発言を問題視はしていない。

「(状況を考えれば)彼が誰かにつらく当たっても仕方がない。だがその発言には広い解釈があるんだ」

「たとえば、私に何か不運なことが起きて、その説明が見つからないとき、私ならこう考えるだろう。もし神がいるのなら、私が何か間違ったことをしたからこうなったのかもしれない。もしくは神が私を嫌いなのだ、と」

「ドライバーが腹を立てたときはこういうことを言うものだ。私もレースキャリアで2、3回程取り乱して、ばかげたことを言ってしまった」

「ルイスがばかなことを言ったとは言いたくないが、こういうことは起こるものだ」
「感情的になったのだ。それは完全に容認できることであり、何も間違っていない」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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