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F1 ニュース

投稿日: 2019.10.04 12:52

クビアトの母国GP用ヘルメットを許可しなかったFIA。ファンとドライバーたちの批判をうけルールを再検討

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F1 | クビアトの母国GP用ヘルメットを許可しなかったFIA。ファンとドライバーたちの批判をうけルールを再検討

 FIAは先週末のF1第16戦ロシアGPで、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトと他のドライバーから寄せられた批判を受け、シーズン中2回以上のヘルメットのデザイン変更を禁止する競技規則を見直すようだ。

 クビアトは母国レースのために作られた特別なヘルメットをソチ・オートドロームに持ち込んだが、記念ヘルメットの着用をFIAから許可されなかった。なぜならクビアトは、以前も異なるデザインのヘルメットをトロロッソのホームレースである第14戦イタリアGPで使用していたからだ。

 この制限をロシアのファンとクビアトは気に入らなかった。クビアトは気づきもしなかった規則について、「冗談のようだ」と不満を述べている。

 他のドライバーたちも、金曜午後のドライバーズブリーフィングにおいてFIAの度量の狭さを批判し、FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシに、ヘルメットの規則を来年のレギュレーションの議題にするよう促した。

 ロシアGP開催前にトロロッソはFIAに対し、クビアトの母国レース用のヘルメットのカラーリングが、規則で定められている様にオリジナルのデザインとほぼ同じであればよいかと尋ねたが、どうもそうではなかったようだ。

「ヘルメットのデザインがほぼ同じであればよいかという質問がなされたが、答えはノーだった」とマシは語った。

「もしデザインが私の観点から見て“ほぼ同じ”であればどうかとチームは聞いてきたが、それはレギュレーションにある言い回しだと思う」

「私は(ロシアGPの)金曜日の夜、ドライバーたちにこのことを検討すると言ったが、彼らからも多数の意見が出たよ」

「この件にはFIAだけでなくF1グループも関わっている。そして結局は君たちメディアも関わってきた」

 マシはヘルメットデザイン変更のルールについて、セバスチャン・ベッテルのように頻繁に前のレースと違うデザインのヘルメットを着用されると、オンボード映像でドライバーの見分けがつかないという苦情がレース解説者から出た際に導入されたものだと説明した。

「我々は金曜日の夜に議論をし、この件について検討してみようと言った」とマシは付け加えた。

「結局、これにはレギュレーションの変更が必要になる。(現在は)1年に1回の変更は許可されている。規則について質問されると、その回答は黒か白か、といった感じのものになってしまうものだ」


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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