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F1 ニュース

投稿日: 2016.10.04 16:53
更新日: 2016.10.04 17:34

今宮純のF1日本GP直前プレビュー:鈴鹿伝説を彩る「ビッグ・ゲーム」に期待

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F1 | 今宮純のF1日本GP直前プレビュー:鈴鹿伝説を彩る「ビッグ・ゲーム」に期待

 シリーズが深まってくると「ビッグ・ゲーム」が、必ずどこかで起こり得るものだ。それが先日のマレーシアGP。コンストラクターズV3王手をかけたメルセデスを阻止、レッドブル・TAGホイヤー(ルノー)が51勝目。通算17回目の1-2は彼らが一丸となって挑み、銀色マシンを倒した“金星”だ。

 高まるテンションを保ったまま日本GPへ。87年から数えて30年を迎える鈴鹿、「ビッグ・ゲーム」のあとさらなる興味が急激に増している。赤道直下セパン戦を踏まえ「直前プレビュー」しよう。

 破壊された最強メルセデスPU、ハミルトン自身コクピットで初めて感じた衝撃。モニタリングしているピット側エンジニアが事前に全く異変を感知できなかったのが大問題だ。英国ファクトリー内もおそらくパニック寸前になっていたはず。3位ロズベルグに“セーブ・モード”指令が飛び交い、彼らはいまだかつてない信頼性の危機に直面。

 これを鈴鹿までにどう立て直すか、FP1からのPUローテーションなど2台とも慎重にならざるを得まい(また他のPUユーザー・チームも原因次第によってはアプローチが変わってくるか)。王者メルセデス信頼性回復、それがルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのタイトル決戦に大いに関係する事態となっている。

 鈴鹿でPPがないハミルトン、2年連続PP獲ったのはロズベルグ、でも2連勝のハミルトン。どうなる今年は逆になるのか、いやそれとも?

 棚ぼたではない、ルノーPUが予選から肉薄攻撃し続けたから敵は“自滅”した。セパン・セクター2と鈴鹿東コースはかなり似ている。マックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドは予選セクター2でロズベルグより速く、決勝中お互いバトルを演じた。

 あの鋭い回頭性と高い車速はダイナミック・ダウンフォース効率領域でメルセデスを上回る。アクセル開度もドライバー・フレンドリー、ルノーの長所ドライバビリティ―も活きていた。課題になるのは西コース、昔からここからはパワーがものをいう鈴鹿。


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