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F1 ニュース

投稿日: 2016.10.05 06:21
更新日: 2016.10.05 06:30

物議醸した黄旗規則が明確化。ダブルイエロー時はアタックラップ断念を義務付け

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F1 | 物議醸した黄旗規則が明確化。ダブルイエロー時はアタックラップ断念を義務付け

 F1ドライバーたちは、プラクティスセッションと予選セッション中にダブルイエローフラッグに出くわした際にはそのラップを諦めなくてはならないことが決まった。

 ハンガリーGPではダブルイエローフラッグが提示中にニコ・ロズベルグがポールタイムを記録、一方、シンガポールGP予選でフォース・インディアのセルジオ・ペレスは、黄旗区間で十分な減速を行わず、またその区間中でオーバーテイクをしたとして、合計8グリッドダウンのペナルティを科された。それによってイエローフラッグの規則明確化を求める声が再び上がり、この問題がマレーシアGPの金曜日に開かれたドライバー・ブリーフィングで議論された。

 競技規則の付則H項には「コース上を完全または部分的に塞ぐ危険な要因があるとき、もしくはマーシャルがコース上かコース脇で作業をしているときには、著しく減速し、オーバーテイクを行わず、方向転換や停止の準備をすること」と書かれている。

 この規則を明確化するため、FIAのレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングはチーム代表らに、このような状況下でドライバーたちに何が求められるかについて記した文書を送付した。
 これは即時に適用され、国際競技規則はこれに応じて修正される見込みである。

チャーリー・ホワイティング
チャーリー・ホワイティング

「ダブルイエローフラッグが振られている区間においては、どのドライバーも著しく減速し、方向転換や停止に備えなければならない」とその文書には記されている。

「ドライバーたちがこれらの要求に応じたとスチュワードが納得するためには、ドライバーは意味のあるラップタイムを記録しようとしなかったということを明白にする必要がある」

「事実上、これによりドライバーたちは当該ラップを諦めなければならないということになる」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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