10月13日午前10時、土曜日にキャンセルとなった日本GPの予選が行なわれ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。ホンダ製パワーユニット(PU/エンジン)を搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンは5番手、アレクサンダー・アルボンは6番手に入っている。
気温22度、路面温度は33度。空は晴れ渡っているものの台風の影響で朝からまだ強い風が残るコンディションでの予選となった。風速は5m/sでメインストレートが追い風、セクター1が向かい風という、ラップタイム的には絶好のコンディションと言えた。
Q1開始直後からフェラーリ勢、マクラーレン勢らがハードタイヤでコースイン。その他はソフトタイヤでアタックを開始する。
しかし2分後に最終コーナーでロバート・クビサ(ウイリアムズ)がスピンオフしてアウト側のウォールに激しくクラッシュ。予選前からマシンに問題を抱えていたようだが、追い風の影響もあってか左側タイヤがはみ出したまま立ち上がっていってしまい、コーナリングできずそのままバリアに突き刺さってしまった。これでセッションは赤旗中断となった。
10時10分にセッションは再開となり、各車がソフトタイヤを履いてアタックを開始する。まだコースインしていなかったメルセデスAMG勢、レッドブル勢、ハース勢にとってはタイヤを1セット得したことになった。
すると今度はケビン・マグヌッセン(ハース)が最終コーナーの途中でリヤが流れてスピンオフし、後ろ向きにクラッシュ。マグヌッセン自身は前後ウイングを壊しながら自力でコースに復帰してピットに戻ったものの、10時14分にまたしても赤旗が提示されることとなった。
セッションは10時21分に再開。各車が先を争ってコースインし、ピット出口やコース上は大渋滞となる。