アレクサンダー・アルボンが4位を獲得したF1日本GPの週末、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、アルボンが今のようなパフォーマンスを発揮し続ければ、2020年にチームに残留することはほぼ確実であると発言した。
レッドブルは第12戦を終えた後、ピエール・ガスリーをトロロッソに戻し、ルーキーのアルボンをトロロッソからレッドブルに昇格させることを決めた。アルボンは、ベルギーGPからの5戦すべてを6位以上で入賞している。
日本GPではここまでの自己ベストである4位を獲得。今回初めて走った鈴鹿で、予選Q3ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンと同タイムを出した。
2020年のフェルスタッペンのチームメイトは、アルボンかガスリーのどちらかから選ぶと、モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコはコメントしており、その決断に注目が集まっている。
「アレックスは素晴らしい仕事をした。(日本GPの予選で)マックスと同じタイムを出したのだ」とホーナーはChannel 4 TVに対してコメントした。
「鈴鹿は非常に難しいドライバーズサーキットであり、そこを今回初めて走ったにもかかわらずだ」
「アレックスは素晴らしいパフォーマンスを発揮している。いろいろな面で、彼自身がいい仕事をしていけばシートが彼のものになる可能性が高い。ここまでは非常に素晴らしい仕事をしている」
ヘルムート・マルコはメキシコGP後にレッドブル・ホンダの来季ドライバーラインアップを決定する予定だと以前発言した。ホーナーは、急いで決断を下すつもりはないと語っている。
「時間はたっぷりある。(4人)全員のドライバーが契約下にあるので、急ぐ必要はない」とホーナー。
「ただ、私としては、彼(アルボン)のここまでの仕事には非常に満足している」
アルボンは、当然のことながら来年レッドブルに残留することを目指しているが、今は一戦一戦でいいパフォーマンスを見せることに集中していると言う。
「自分自身の仕事に集中し、週末をひとつひとつこなしていく」とアルボン。
「そのこと(来年のシートのこと)ばかり考えるようなことはしたくない。もちろん目標にしているが、時が来れば分かることだ」