F1第20戦ブラジルGPの開催を前に、ブラジルのサンパウロにて、3度のF1チャンピオンであるアイルトン・セナの生涯と業績を祝う特別なファンフェスティバルが開催されることになった。
11月9日(土)の昼からサンパウロのイビラプエラ公園で開催されるこのフェスティバルでは、メルセデスとルノーの最新型マシンを含む、現代のF1マシンが展示される予定だ。イベントには2度のF1チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディや、元フェラーリのF1ドライバーであるフェリペ・マッサらが参加する。
数台のマシンによるデモランも予定されており、セナがモナコGPで激しい雨のなか印象的な走りを見せた1984年のトールマンTG184もお目見えする。また1985年にF1初優勝を果たしたロータス97Tも展示され、デモランも行われるという。
そのほかにも、ルノー・スポール・アカデミーのドライバーであるカイオ・コレットが、2012年にキミ・ライコネンとロマン・グロージャンがドライブしたロータスE20 F1を走行させる。
セナと同様に17歳のコレットもサンパウロで生まれ育っており、将来はF1に参戦することを望んでいる。
「F1フェスティバルに向けて本当に興奮している」とコレットは語った。
「僕のこれまでの人生で最高の出来事のひとつになる。F1マシンを自分のホームタウンの市街地で走らせるんだからね」
「(フェスティバルを)見に来る僕の家族と友人にとっても、非常に特別なことになるだろう。ブラジルではF1は間違いなく大人気だ。だからF1マシンを世界で最も熱狂的なファンの前でドライブするのは、素晴らしいことになる」
「ルノーを代表してこの比類ない経験をすること、そしてアイルトン・セナに敬意を表すことをとても誇りに思っている。特別な1日になるだろうね」
またアイルトンの姪で、アイルトン・セナ財団のディレクターを務めるビアンカ・セナは「アイルトンのファンにとって、忘れられない1日になることを確信しています」と述べた。
「F1における歴史的なマシンを間近で目にすることができる機会は、素晴らしいものになるでしょう」
「サンパウロの中心にあるイビラプエラで、多くのアトラクションを含むイベントを見る機会はいっそう素晴らしいものであり、2019年を象徴することになるでしょう。25年間の遺産に対する心のこもった賛辞であふれる年なのですからね」