マノーF1のドライバー、パスカル・ウェーレインは、メルセデスは自分が2017年のF1グリッドに並べるよう動いてくれるはずであるとして、全幅の信頼を示した。
日本GPを含め残り5戦、あと8週間で今季が幕を降ろすが、ウェーレインは2017年F1シーズンに向けてシートを確保していない数少ないドライバーのひとりである。
ウェーレインが在籍するマノーは、来季のドライバーラインアップに関しての決断を遅らせる見込みではあるものの、メルセデスの育成ドライバーであるウェーレインとエステバン・オコンの両者を残留させたいという意向を示している。
2017年のシート確保に対する自信のほどを尋ねられたウェーレインは、「何よりもまず自信はある。そう感じているんだ」と答えた。
「僕はメルセデスのドライバーであり、彼らはみな僕に満足している」
「彼らはやれることをやり、来季の僕にとってベストな選択肢を見つけてくれるだろう。だから来年の心配はしていない。いい感じだよ」
「今季は良い結果を残してきているし、みんな満足している。でも誰もが知っているとおり、F1はいつも楽な展開になるとは限らない」
「何が起こるか見ていこう。でも僕としては自信があるし、ここまでのシーズンにも、マノーとメルセデスのどちらのチームにも満足している」
DTMにおいてメルセデスで戦い、2015年にチャンピオンを獲得したウェーレインは、メルセデスからは、今年はF1で戦うこつを学ぶことに専念するようアドバイスされたという。
「最大の目標はできるだけたくさん学習することだった。なぜなら僕にとって今年が初めてのF1だし、シングルシーターで戦うのは3年ぶりだったから」とウェーレイン。彼はオーストリアGPで1ポイントを獲得、それがマノーにとって2016年ここまで唯一の入賞となっている。
「マシンに慣れるのには時間がかかる。サーキットにも慣れなければならない。DTMに出場していたけど、カレンダーに含まれていたF1サーキットはホッケンハイム、ブダペスト、シュピールベルクだけなんだ。それ以外はすべて僕にとっては初めて走るサーキットということになる」
「だから僕は車、サーキット、F1、タイヤ──これまで一度もピレリタイヤで走ったことがなかった──、そしてF1の仕組みなど、いろいろなことを学ばなければならなかった」
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