レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1 ニュース

投稿日: 2019.10.27 14:24
更新日: 2019.10.27 20:39

体調不良のなかで見せたガスリーの集中力「スイッチが切り替わって気にならなくなる」/F1メキシコGP予選後インタビュー

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


F1 | 体調不良のなかで見せたガスリーの集中力「スイッチが切り替わって気にならなくなる」/F1メキシコGP予選後インタビュー

 初日フリー走行では、ミディアムタイヤ総合7番手タイムを出して見せたピエール・ガスリー。その勢いで予選でも大健闘、と行きたいところだったが、その日の夜から体調がおかしくなって行った。「朝起きても、気持ちの悪さは治らなかった」と、診察を受けたところ、ウィルス性の胃腸炎と判明。大事を取ってFP3は出走しないことも、一時は考えたという。

 それでもひとたびコクピットに座れば、「病気のことはほとんど気にならなくなった」と、ガスリー。このセッションで7番手タイムを叩き出すと、予選本番でもトップ10内に入る速さを披露したのだった。

──予選を走り終えて、体調はどうですか?
ガスリー:
正直、完璧とは言えないね。昨夜はあまり眠れなくて、朝起きた時も気持ちの悪さは治っていなくて、薬で何とか抑えてサーキットに来たんだ。ガレージでもできるだけ、身体を休めていた。

──具体的に、どんな症状だった?
ガスリー:
知らない方が、いいと思うよ(苦笑)。

──コクピットに座っても、同じだった?
ガスリー:
いや、ハーネスを締めるとアドレナリンが出て、ほとんど気にならなくなるんだよね。スイッチが切り替わって、違うゾーンに入る感じかな。ただ厳密に言うと、万全の体調の時に比べると、集中力の点では完全じゃない。最低限の仕事はこなせるけど、って感じかな。

──メキシコならではの、スパイシーなものを食べ過ぎた?
ガスリー:
かもね(笑)。本当にわからないんだ。食べる物には、すごく気をつけているからね。今日は早めにホテルに戻って休むし、医者にも24時間で好転すると言われてるから、明日のレースには支障はないはずだよ。

──Q3に進んだものの、10番手に甘んじたのは体調が大きかった?
ガスリー:
なかったとは言えない。でもたとえ体調に問題なくても、マクラーレン2台の上に行くのは難しかったと思う。9、10番手が妥当なポジションだった。今の彼らは、本当に速いからね。

──レースはタイヤマネージメントが鍵になりそうですが。
ガスリー:
FP2でのミディアムでのロングランペースは、決して悪くなかった。そこは期待できる点だね。一方でC4(ソフトコンパウンド)は、誰もが苦労してるはず。マクラーレンも、Q2は結局ソフトに換えたよね?だったらレースでも、けっこう熾烈な戦いになるかもしれない。

 同時に(11番手でスタートタイヤが選べる)セルジオ(ペレス)も、要警戒だね。きっとミディアムで、スタートするはずだし。明日はさらに暑くなるだろうから、1回ストップはあり得ない。戦略の巧拙が、いつも以上に重要になりそうだね。せっかく2台揃ってQ3に進んだんだから、できるだけ多くのポイントを持ち帰るよ。

2019年F1第18戦メキシコGP予選 ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第18戦メキシコGP予選 ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)


関連のニュース

F1 関連ドライバー

F1 関連チーム

本日のレースクイーン

AUTOBACS/大阪オートメッセ2024
一之瀬優香(いちのせゆうか)

F1 Photo Ranking

フォトランキング