今週末のF1第19戦アメリカGPは、ホンダにとっては2015年に復帰して以降100戦目。そしてマックス・フェルスタッペンにとっても、奇しくも通算100戦目となる。田辺豊治テクニカルディレクターは、「実際に走ってみないと」と、いつもながら慎重な物言いだったが、高いパフォーマンスを発揮した1週間前の第18戦メキシコGPは「テストして決めたものを適応して、問題なく機能した」と、自負している。はたしてホンダとフェルスタッペンにとっての100戦目を、素晴らしい結果で飾ることができるだろうか。
──今週末のレースで、ホンダ復帰後100戦目です。
田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):ええ。どこまで戦闘力を発揮できるか、明日から実際に走ってみないとわかりませんが、パッケージがサーキットに合っていればいいですね。
──メキシコは純粋な速さはあったわけですが、それが平地のここに引き継がれない恐れもありますか?
田辺TD:それは、十分にありえますね。
──それは車体、パワーユニット(PU/エンジン)の両方でしょうか?
田辺TD:パワーユニットは、特に大きな変化はないと思います。ビックリするような話はないかと。メキシコは特殊な条件でしたから、各メーカーが一生懸命に合わせて来たわけですが。
──ホンダはその中でも、うまく合わせられたという手応えはありましたか?
田辺TD:自分たちの中では、テストして決めたものを適応して、問題なく機能した。その意味では、うまく行ったと思っています。