2019年F1第18戦メキシコGPはレッドブル・ホンダが好調な速さを見せましたが残念ながら優勝には結びつかず……。今回も熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
————————-
今年も満員!
3日間合計が345694人のお客さんで賑わいました!
やっぱり、観客席がいっぱいというのは、テンション上がります。
ここで、メキシコシティー在住のお客さんとお話ししていた時に、「キャムイ・トバヤシはスーパーフォーミュラに出ているんだね!」と言われてびっくり、カムイ・コバヤシは頑張ってますよ!とお伝えしておきました。
その人に、もし、ペレス選手が居なかったら、こんなにお客さんは集まると思うかって聞いてみたら、フェラーリのシャツを着たこの人は、少し減るかもねって言ってました。
さて、やっぱり気になるマックス・フェルスタッペン選手。
このシーンは1周目、バルテリ・ボッタス選手を抜く時。ズバッとインをついています。
ボッタス選手は、この時点でわかっていると思います。このあと接触してしまって右リアがパンクしてしまうんですけど、これは強引だからとかじゃないと思います。ボッタス選手が少し締めすぎたか、フェルスタッペン選手が少しワイドになっちゃったかで当たってしまった。
予選でのポールタイム抹消というのは致し方ない。
黄旗見えていて、減速しなかったっていうんだから、そりゃゴーカートやっている小学生だって知っているルール。
弁解の余地なし……大失敗。
このサーキットで一番速く走れるという車に乗っているわけですし、勝ちにいっているわけで決勝レース中の当たった当てられたというのはレースをやっているんだからある程度はいいんじゃないかと思うんですよね、僕は。
ギリギリのところで当たらなければ、すごいという評価になり、当たってしまうと、危険だとか若いとか、ものすごく悪者にされて非難轟々になる。
セバスチャン・ベッテル選手とルイス・ハミルトン選手のなんだか最近仲良しのふたりがコメントしてますけど、過去を思い出してみれば、みんな多くの失敗があっての今があるわけで、コメントを求められれば、非難めいたコメントを言います、それを大きく報道した方が面白いからそうなってますけど、走っている当のご本人たちはそんなに意に介してなくて普通に会話してますしね。
フェルスタッペン選手の走りは、その抜き方とかをみてもやっぱり素晴らしい!
躊躇なく行く感じは見ていてハッとするし、気持ちいい。
ホンダPUを使っているという事で応援したいという気持ちもあるけど、やっぱりその走りを見ているとどうあれ応援したくなるんですよね。
レース後に首脳陣に説明しているフェルスタッペン選手。
今回は勝てる要素があっただけに残念な結果になってしまいました。
あと3戦の中で勝つことができるのか、どうでしょう?
ホンダの吉野さん、ガレージ内でマシンを前にお話し合い。
今回、ホンダとしてはいい用意が出来ていたようだっだんだけどね……
アルボン選手は、5位。
結果だけを見ると着実にポイントを獲得していていい感じに見える。
でも、毎回思うけど、フェルスタッペン選手とのレースペースの差がありすぎるように思います。
もうひと頑張りだ!
で、勝ったのはハミルトン選手。
なんだ?
メルセデス、ここでは苦戦するってみんな言ってたのに。
フェラーリの自滅というのもあったにせよ、日曜日に向けてうまく合わせてきたんでしょうね。
チャンピオンチームの底力を見せていただきました。
表彰台にせり上がる準備。
ピース!
メルセデスのガレージで見学のエステバン・オコン選手。
来季から、ルノーでどんな走りを見せてくれるのか、このメルセデスでの勉強が大きく役に立つんでしょうね。
リカルド選手のヘルメットの塗装は、日本のハイデックというところでやっています。
なんか、嬉しいですね。