ルイス・ハミルトンはモーターレース史上最も偉大なドライバーの仲間入りを果たしたと、『Sky Sport F1』のコメンテーターを務める元F1ドライバー、マーティン・ブランドルが語っている。
「ルイスは今日までのF1での成功において、あらゆる面で完全に評価されている」とブランドルは、ハミルトンが6度目のF1世界タイトルを獲得したアメリカGPについて分析するなかで述べた。
ハミルトンはファン・マヌエル・ファンジオの記録を抜き、これまで破られたことのない、ミハエル・シューマッハーの7度のタイトル獲得記録にあとひとつのところに迫った。
「彼はミハエル・シューマッハーの絶頂期の記録すべてに挑戦していくだろう。(アメリカGPの)日曜日は(ハミルトンの)F1における150回目の表彰台登壇だった。ミハエルの記録まであと5回だ」とブランドルは語った。
「彼は他の点では、ポールポジション獲得回数などで彼を抜いている。率直に言えば、すでに7度目や8度目のタイトルを易々と獲得していた可能性もあったのだ」
「もう少しの運や追い風があれば、2007年や2016年にも勝てていたかもしれない。2008年のブラジルでは幸運に恵まれたが」
「F1にかかわる誰もが、このレベルの完走、ポイント、表彰台、勝利、タイトルを達成するのがいかに難しいかを知っている。6度のタイトルは言うまでもないことだ」
「彼の継続的な業績に圧倒されている。彼がイギリス史上最高のスポーツマンのひとりであることは間違いない」とブランドルは付け加えた。
「さらに言えば、ルイスを含めずに『史上最も偉大なレーシングドライバーは誰か』という現実的な議論をするなどということはありえない」