事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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アルファロメオ・レーシングがアントニオ・ジョビナッツィを2シーズン目も起用すると発表したため、ニコ・ヒュルケンベルグは2020年の大半のレースに参戦しない可能性が高くなってきた。
FIA F2で複数回の優勝経験を持つニコラス・ラティフィとウイリアムズの契約もすでに決まっており、2020年のF1シートはすべて埋まっている。そのためヒュルケンベルグは次の行動に移る前に、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)やWEC世界耐久選手権で走るチャンスがまだ残っているかを調べているようだ。
ヒュルケンベルグは、インディカーへのフル参戦について「オーバルコースでのレースには関心がないから」という理由で対象から外しているほか、F1に関しても「2020年にどこかのチームでリザーブやテストドライバーをする予定がないので、2021年の復帰を目指すことは難しいだろう」と語っている。
■将来の参戦が不透明なルノー
2021年以降に、ルノーが引き続きF1に残っているという保証はない。10月に任命された暫定CEOが「グループとしての優先事項および今後10年間にわたる会社の将来像を見極めるための全面的な再評価を行う」とする声明を出したからだ……
■サウジアラビアのF1レース計画
サウジアラビアが、2022年シーズンからのグランプリレース主催枠の獲得に向けて動くことを決めたようだ……